こんにちは、スケです。新大学入試が2020年度の入試から適応されることになりました。
センター試験がついに廃止になり、これからの社会に対応するための力を図る、という名目のもと、新たな大学入試制度が施行されます。
教育庁、というより、日本人の国民性として、AとBの折衷案を取ろうとして、結局両方のメリットを打ち消し、デメリットを増幅させるような最悪のプランを採用してしまうのはお約束です
で、今回の新大学入試もその例に漏れず、かなりの炎上プロジェクトだったわけですが、英語に関しては、最悪のケースを免れることができた、といってもいいでしょう。
欧米を見習って、受験可能な回数を増やそうとしたが、結局、受験に有効な試験は2回しか受けられないとか、色々問題はありますが、まあそのぐらいは勘弁してやるといったところです。
僕はもう大学受験をしない身なので、まあぶっちゃけ他人事ではありますが笑、英語学習、大学受験に悩める高校生にこの記事が役にたてばと思い、この記事を書いています。
一応、身内に高校生がいるので、内部事情も色々聞いていますし、入試制度に関しても、ある程度把握しています。
それに、僕自身、今ではTOEICのL&Rで925点、TOEFL iBTで93点を獲得していますし 、センター試験の英語の点数は180とか190点とかでした!
とはいえ、帰国子女ではありませんし、よくある文系私大みたいに、英語だけに特化すれば受かる、みたいな勉強の仕方はしておらず、物理、化学、数学に関しても偏差値65~70ぐらいの成績は出していました!
残念ながら浪人を一年してしまったのですが、現役のときは後期で北海道大学、浪人時は早慶上智の理工学部にすべて合格しました!
というわけで、この記事を書く資格とか適正はかなりあるんじゃないかなと。
というわけで、新大学入試の英語に関して、どういう戦略でいけば高いパフォーマンスが、安定して出せるのか、成績の最大化の方法を伝授します!
眼光紙背に徹し、目を皿にして、心して読んでください!!!笑
Contents
英語の試験制度を分析
おそらくこの記事を読んでいるのは現役の高校生、なおかつ、ある程度受験とか自分の将来を周りの高校生より比較的に真剣に考えている、成績が優秀、もしくは英語に少し不安を抱えている、そういう人が多いはずです。
ですよね?
そういう方々なら、基本的に新大学入試の制度に関しては説明不要だと思いますし、僕より絶対詳しいはずです。
学校でも詳細な説明を何回も何回もされたと思うので、前提的な知識の解説はしません。
新大学入試の英語に関して、全てを表していると言っても過言ではないのが下記の図です。
お国の仕事にしては驚くほどシンプルなシステムですよね。誰にでもわかるw
・A1 < A2 < B1 < B2, < C1 < C2と等級が上がっていくこと
・同じ等級の中でも試験の点数によって序列があること
ポーカーに似てますね。同じ役でも、スーツや数字によって強さが変わってくると、こういうふうになっているわけです。
で、僕が本記事で書いているのは、少しでも上の等級、序列の評価を獲得すること。まあ当たり前といえば当たり前なんですが、大学入試に限らず試験というのは、
- 土台となる学力
- 特定の試験を受けるためのテクニック
この2つで点数が決まってきます。いくら学力が高くても(= 英語ができても)、各試験ごとにチューニングが必要です。
試験の方式や傾向を知らずにぶっつけ本番で受験しても、得点の最大化は図れません。
メタゲームを制しましょうということですね。
つまり、
- どの試験を受けるのか(TOEIC、TOEFL、英検、IELTS)
- どうやって試験に特化して対策するのか(得点の最大化)
ここが、実は超大事。
英検, TOEFL, IELTS, TOEIC, どれを受験すべきなのか
というわけで、各試験のことを知らないと、一体どの試験を受ければいいのかわかりません
僕はTOEFLとTOEICしか受けたことはないんですけど、色々な人から感想を聞いていますし、色々調べたりもしているので、どの試験に関してもある程度詳しいです。
僕の独断と偏見による、各英語試験の難易度とか所感を書いてみると、
英検
一番対策しやすいですね。受ける級、つまり難易度を調整できるのが一番の魅力ですね。後は、一次試験(筆記)と二次試験(実技)にわかれているので、目的が非常に明確。
TOEFL,
難しいです。というか僕も、こんな記事をドヤ顔で書いている割にTOEFL93点とか(つまり、B1の最上位)なんであまり偉そうなことは言えないですがw
普通の高校生なら、試験受けても多分何もできないと思うんで、おすすめしません。
英検みたいに、難易度を調整できないのがしんどいです。太鼓の達人でいうと、「鬼」しか用意されてないみたいな。多分僕が高校生のときにTOEFL受けても、70~80点ぐらいしか取れない気がします。
何がしんどいのか、難しいのか、詳しく書いていくと、
TOEFL全体について
まず、最低限、試験を受けて点数を出すために必要な英語力が超高いです。
しきい値が100あるとして、大半の受験生は100に届かないんですよね。で、何が問題って、この100以下の受験生が試験を受けても、実力が点数に反映されないんですよね。
難しすぎるので、実力が50あっても80あっても、結局点数変わらないって感じ。TOEFLは偏差値70以上の人たちの実力を正確に図るための試験ですね。
これがTOEICだと逆で、しきい値が100だとしたら、100以上の人って、ほぼ同じの高得点が出るんです。実力が150の人も、200の人も、点数にしたらあまり変わらないなぁっていう。
ただメリットもあって、実力あるなら、ほんとに楽です。
リスニング、リーディングは楽勝なので、ライティング、スピーキングに特化するだけ。リーディングは多読してればできるようになりますし、リーディングはオーディオブックとか聞いてればOKです。
【後悔】なんでkindle×多読の組み合わせに高校生の頃に出会ってなかったんだぁぁああ
【後悔】なんでAirpods+Audibleの組み合わせに高校生の頃に出会ってなかったんだぁあああ
リーディング
僕はリーディング26点とかでした。
まず、単語の壁が厚すぎます。3000語ぐらいじゃ全く足りなくて、その倍あって、ようやくリーディングがちょっと読めるかなって感じ。
次に文章の内容も難しい。論文読んでる気分です。
リスニング
例えるなら、東大のリスニングの試験みたいな感じで、さらに1回しか聞くことができないって感じ。
僕は25点とかでした。一定のしきい値を超えた人にとってはすごい簡単なんですけど、そこにたどり着くまでが超大変です。
ライティング
まず、文法的にある程度正しい文章をかけるかどうか、ここが第一関門。次に、論理的に正しくて、なおかつ表現もある程度洗練されたものにする必要がある。
で、さらに、50分だかで500wordsぐらい書かないといけないんですが、これもしんどいです。ボキャブラリーのストックとか、イディオムとかがないと、そもそも何も書けないっていう。
僕は21点とかでした。
スピーキング
まあこれはどの試験でも同じといえば同じなんですが、即興で答えないといけないこと。これが難しい。
一説によると、スピーキングの時間中、ずーっと黙っていても、14点ぐらいもらえるらしいですw
逆に言うと、いくら頑張っても、点数の伸びしろは5-10点ぐらいしかないって感じなので、開き直ると一番ラクな分野かなと。
僕は21点でした!
IELTS
受けて事ないんでよくわからないですけど、まあTOEFLより若干難易度高めと考えてください。つまり、IELTSを受けることはハナから考えないでOKです。
TOEIC
僕が受けたことあるのはR&Lだけなんであれですが、英検の次に点数が取りやすい、確実性が高い試験と言えるでしょう!
それでも、求められるレベルが高いことには変わりなくて、R&Lに関しても、6000語ぐらいないと高得点は望めないですし、そもそも問題が時間内に終わらないです。
僕の友達も、「時間が足りない」と口を揃えて言っています。僕は10分~20分くらい余裕を持って試験を終えられましたが、そういう感じです。
TEAP
受けたこと無い&マイナー
まあシカトで問題なしです。解説もしません。知らないですし、ムダなので。
基本的な英語学習戦略
僕が昔に書いた記事が参考になるかと。
速読英単語を音読で30周以上し、3ヶ月で2000語を覚えて英語の偏差値を15上げた話
【0から900を目指す】もしTOEIC900点を超えた僕が0から英語を勉強するならこうする
【TOEIC900点超えの早大生が選ぶ】英語を勉強する前に読むと効率が超上がる本5選【必読書】
各試験の攻略法
要は、基本的な英語力をつけた後で、個別の試験に対して「合わせ」ていくフェーズですね。
そういう細かいテクニックならいくらでもネットに乗っかっているので調べてみてください(手抜き)
もし僕が高校生に戻ったらどうするか
この記事を読んでいる高校生はおそらく3パターンにわかれるはず。
- 英語が元々できる&難関大学(国公立)を狙う
- 英語をまだそんなに勉強していない(英語に苦手とかは存在しないので、英語ができないとか苦手な人はまだ勉強していないだけです)&難関大学(国公立)を狙う
- 英語をまだそんなに勉強していない(英語に苦手とかは存在しないので、英語ができないとか苦手な人はまだ勉強していないだけです)&中堅大学以上(地方国立~旧帝の下位)を狙う
とはいっても、僕が思うに、一番効率のいいのって1パターンだけなんですよね。
で、それは、英検です。
なぜかというと、
- 対策を立てやすい
- 問題が充実している
- 復習しやすい
この3つがあります。
例えばTOEFLって、試験を練習で受けた後の復習が超大変なんですよね。そもそもの文章量もえげつないし、わからない単語もバンバン出てくるから、復習しようとすると心が折れます。
で、受ける級(=難易度)を決められるのがでかい。例えばTOEFLだと、相手がラスボス級の強さってことにはかわりなくて、それが超つらいわけです。
で、確か新大学入試に使える試験を受けられるのは2回だけでしたよね?
その前提でいくなら、僕は英検二級をまず最初に受けて、不合格だったらもう一回英検二級を受けます。合格だったら英検準一級を受けます。以上。
超シンプルすねw。結局色々書きましたけど、成績を最大化できるのはこれです。
というわけで以上!
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