【難関大学を目指す受験生向き】英語学習での個人的神参考書をまとめてみた②

こんにちは、現役理系早大生のスケです。

前回の記事が思った以上に長くなってしまったので、分割することになりました。今のところ、③まで行く予定。

今回紹介する参考書は、ちょっと、レベルが上がる。センター試験レベル以降の学習法に最適な参考書を紹介していく。

まず、さらっと、センター試験レベルから、難関私大国公立レベルまで到達するのに必要なことを書き出してみる。

・文章が抽象的&複雑&長文化していく。日本語でも、きちんと読もうとしなければ全然頭に入ってこないような文章が出てくる。ちなみに京大の英語の文章はエグい

・センター試験レベルまではぶっちゃけ、文構造とか意識しなくてもゴリ押しで読めてしまう。だがそれ以降のレベルではそんなに甘くない。難解な文章に相対したとき、正確に文章の構造を把握できないとなにもできない

・単語が難しくなる(DUOレベル)

・英語力というよりも、まず日本語力が必要。論理的に物を考えられる思考回路の育成が必要

ってわけなんだけど、これから紹介する参考書は、こういう問題を解決するのに実に適しています。そういうわけで、つらつらと語ってこうかなぁーと

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英語学習での個人的神参考書をまとめてみた②

英語学習での個人的神参考書をまとめてみた③

ポレポレ

このタイトルのゆるさ、そして参考書の薄さに、一体どれだけの人がだまされてきただろう。

見た目はかわいいが、中身は凶悪。美人局に出会った気分になる。スゴイ難しい。

ここらで英文解釈について少し説明する。英語をある程度勉強しはじめてら、英文解釈という言葉を聴くことが増える。おそらくみんなは、「え、不通に英語の文章読めるんだけど…英文解釈って必要なの???」的なことを考えたはず。

断言する。

英文解釈は絶対必要。

ただし、難関大に行くためには、高いレベルの英語力をつけたいなら、という条件がつく。アメリカ人でさえ、きちんとした教育を受けていないと正しい英語は使えない。それなりの英語力がほしいなら、英文解釈を避けては通れない。

では、英文解釈とは一体何か。

例えば、and, or, that なんかの接続詞(あるいは関係代名詞)が文章中に出てきたとする。

英文のレベルが上ってくると、これらの言葉がどういう役割を果たしているか、というのがめちゃんこ重要になる。

英文解釈の法則が頭のなかに入っていないと、thatが接続詞なのか関係代名詞なのかわからない。andでつながれた前後の関係を読み違えて、致命的なミスを犯すことになる。(ってかガチで文章が読めなくなるよ)

だから英文解釈というのは、非ネイティブが言語を習得するためにはめちゃくちゃ大事なのだ。ちなみにこれを勉強すると、ライティングのときにも役立つ。というのも、英文解釈は文章の構造を読み解くことでもあるので、その力がつけば、スッキリとした構造の英文を書くこともできる。

話をポレポレに方に移そう。

最初の方に出てくる文章はそんなに難しくない。ただ学習者の多くは、初めて英文解釈というものに接するために、「なんか気持ち悪い」と思うはず。オススメのやり方を書いておくと、

・問題は解くほうがいいのか?ふつうに読み下せるようだったら、頭のなかで訳して答え合わせをすればいい。これは手強い、というのがかならずあると思うから、そういうときには何がダメだったかを正しく認識するために日本語訳を書いたほうが良い

・いちいちノートにやってく必要はなくて、とりあえず何周もすれば自然と覚えられると思うので、自分の好きなように。日本語訳を音読するのも効果がある

・最初は、こんなやり方じゃ効率わるいよ!、とか、なんか特殊な記号が多すぎてわけわかんない…ってなる。が、慣れてくるとわかりやすすぎて感激するから、我慢強く

・ライオンマークの付いた英文はやたら難しい。解説を読んでもわからなかったら、時を空けて再び挑むか、放置しておくか。数回繰り返してもわからなかったら、先生に聞くなり、その問題のことはすっぱり忘れるなりなんでもいい

この参考書が8割型出来るようになると、今まで挫折していた英文が驚くほどスラスラと読める。今まで見えた光景が一変する。それぐらい、英文解釈というのは威力がある。

この次に紹介するビジュアル英文解釈というのも、その名の通り英文解釈についての本なんだけど、基本的にはどっちか一方でいい。

両方やると、あそこで使われていた〇〇はああいう意味だったのか〜〜〜ってなることが多いので、切羽詰まってなかったら両方やってもいいだろう。

両方やると、英文解釈が身体に染み付くし、文章を読む練習にもなる。

ビジュアル英文解釈

上のポレポレとの違いについて数点書いてみると、

・ビジュアル英文解釈は、上下の2冊で、けっこう厚い。その分敷居は低くて、テーマは「初心者が難関だの英文が読めるレベルまで到達」。ポレポレは、そもそも最初に求められているレベルが高い

・伊藤和夫という、受験英語界の神と呼ばれている人がこの本の著者で、めちゃめちゃ毒舌。本当のことを言ってくれるとも言える。それが楽しめる(?)人はこちらのほうがいいだろうね

僕だったら、もし俺が①で紹介した参考書をやっただけだったら、ビジュアル英文解釈を選ぶ。

はじめは、基礎レベルの英文を英文解釈のルールの則って構造分析していくから、英文解釈とはなんたるかが理解しやすい

やり方としては、基本的にはポレポレと同じ。こちらのほうが、一個一個の英文が多いし、数がたくさんあるので、いちいち手書きで訳していくといつまでたっても終わらない。

そこを念頭に置いて、自分のやりやすいように、中身が覚えられるようにやろう。

東大の英語25カ年

この参考書には随分とお世話になった。

ものすごいいろいろな知識を吸収できた。面白いなっていう英文にたくさん出会えた。

まあ、見てみればわかるんだけど、分量がすさまじい。物量の暴力という言葉がピッタリ。東大の過去問が答付きで掲載されているんだけど、まず問題がいろいろな分野に分かれていて、

・要約
・段落整序
・英作文
・文法問題
・英文和訳
・長文

の6パート。

これを全部やれってわけじゃなくて、この中でも費用対効果がめちゃくちゃ高い、
段落整序
英文和訳
長文

の3つに絞ってやってもらいたい。

要は長文を読めってことだね。この参考書のとおりにやってきた人には、まず大量の長文を読んでもらう必要がある。

東大の英語に出てくる文章というのは、あまり難しすぎず、かといって正しい英文解釈の知識がなければ読み解きない。

そして、それでいて英文が面白い!!!

最後が一番大事。

普通に日本語で読みたいぐらい面白い!!!って文章がたくさん

知識・雑学がモリモリつくし、それがいろいろなところで役立つんだなぁ。

俺がこの参考書をやったときは、ナバホ族の話とか、決断疲労の話、カズオ・イシグロ(ノーベル賞を受賞する前に読んだ)の話、後はバイアスの話とか、誤謬の話とか、好奇心が刺激されまくったね。

英語の能力で意外と大事なのが、英文テーマの蓄積量。文章を聞いたり読んだりすることで(英語でも日本語でも)身についていく。

例えば、本番の試験のときに出てくる英文のテーマが自分のよく知っている分野だったら、ものすごい有利になるよねってこと。

それで、この東大の英語25カ年は英文テーマの蓄積にうってつけなんだ。

難しいけど、これまで紹介してきた参考書ルートを辿ってくれば、ちゃんと理解できるようになる。才能があるかではなくて、正しい方法で、一定時間以上の勉強をしたかどうかってだけ。

受験英語に必要なことは、だいたいこの中で書いた。細かいノウハウとか、勉強法全般についてはまだまだ書くことがあるけど。

英語学習においての個人的神参考書をまとめた③では、受験英語を超越して、英語を使いこなせる人になるために必要なことが書いてある。けっこうためになるから、読んでみてくれ!

以上!!!

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