こんな細かい英文法学んだって意味ないでしょ!!!!!

こんにちは、TOEIC900点超え早大生スケです。

英文法ってつまらないですよね。こんなこと覚えて何になるんだって。確かに役に立つ英文法もありますが、受験以来一生見ないようなものもかなりある

僕は地方の自称進学校の出身なのですが、まあ授業がヒドイんですよ。こんな授業聞いていたら受かる大学も受からなくなるよ、みたいなものばかり。

だからこそ僕は、高校一年の半ばで授業を聞くことを辞め、自分で全部独学することにしました。

独学はいいですよ。

周りのペースに合わせず自分一人でガンガン進めるからとにかく効率がよい。巷の参考書は学校の授業よりはるかにわかりやすいですし、とても綺麗にまとまっている。

ぶっちゃけ授業のノートを取るって意味ないんですよね。なぜなら、参考書の方がノートよりまとまっていますし、書いて覚えるよりも、喋って覚えるほうが暗記効率がいい。書くよりしゃべるほうがかかる時間は短いです。

英語に関しては、僕はひたすら音読、音読、音読でした。

授業のノートもとらず読む、理解する、音読する、のサイクルを無限に繰り替えました。そのおかげで3ヶ月で英単語を2000語覚え、偏差値を15上げることに成功。

で、本題に戻ります。学校の授業がクソって話でした。特に英語。

高校3年生の11月頃になっても、まだ英文法をやっているんですよ。高校ではコミュニケーション英語と英語表現という二つの授業があります。で、そのうち英語表現、略して「英表」では英文法をメインに学びます。

僕はてっきり、英表で英文法を一通り学び終わったら、自習、もしくは長文読解の演習、といったものをやると思っていました。なぜならそれが一番受験のためになるからです。

ところが、英文法の授業が終わったら、今度は問題集を買って英文法の応用をやることになりました。

おいおい、まさかいくら「英表」の授業だからといってずっと文法を学ぶわけじゃないよな…?

と思っていたところ、そのまさかでした。センター直前になっても文法の演習。

例えばセンター試験では、英文法が直接点に関係するところは1割ぐらい。その一割のためにずっと対策をする。それって効率がくっそ悪い。長文をやったほうがずっとずっとずーーーーーっと効率いいのに。

今でこそ僕はTOEIC900点を取ることができましたが、それでも、このとき学んだ重箱の隅をつつくような細かい英文法は役に立ってません。

それよりも、基礎的な英文法、読む力、聞く力、語彙力、こういった力のほうがはるかに僕の英語力に貢献しているなと。

例えばwhom、関係代名詞の目的格。

実践で使うことがほとんどないのに、やたらと学ばされます。

まともにお目にかかったことがありませんね。whom、ものすっごいフォーマルで古臭いんですよ。現代英語で使われることはめったにない。

ちなみに、

To whom may it concern(関係者各位)

というビジネスメールの書き出しの言葉があるんですが、これはイディオムなのであんまり関係ないです。

大学の英語の授業で、

To whom are you talking to?

という文が出てきたことがありまして、イギリス出身の先生が「いや、ビクトリア王朝かよ!」みたいなツッコミを入れていましたw

英文法は基礎でいい

英文法は基礎でいいんですよ。

ないがしろにしがちですが、基礎ってめちゃめちゃ重要ですからね。僕の言う「基礎」というのは、決して「簡単」ということではなくて、分野の8割を占める頻出の知識、ということです。

関係代名詞の話でいうと、頻出なのは、who, which, thatですよね。で、主格と目的格、所有格とか色々な使い方がある。whomも知っておいたほうがいい知識ですが、決して知らなくて困る、というレベルのものではない。

ほかにも例えば、動物の「群れ」を表す言葉には色々あって、

herd(牛馬などの群れ)

flock(羊や鳥などの群れ)

pack(オオカミ・猟犬などの群れ)

bevy(小鳥などの群れ)

と、どんな動物が群れを作るかで言葉が違ってきます。ただ、大学受験に役立った記憶はありません笑

もちろん知っていたことで有利に働く場面があることは間違いありませんが、それでもせいぜい1点か2点ぐらいしか影響しません。

1点を笑うものは1点に泣きますが、英文法のこぼれを少なくするよりは、長文でガッツリ得点を増やそうとしたほうが圧倒的によいです。

受験生は限られた時間しかありませんし、ほかにも勉強しなきゃいけない科目がある。それにもかかわらず、受験生の試験の得点を最大化することなど考えもせず、ただただ自分の好きなように授業をする教師、ほんと何様だよって話。

ではなぜ教師たちは、このような重箱の隅を突くような知識を完璧にカバーするまである単元を辞めないのか。考察します。

完璧主義という害悪

全てをカバーしないと満足できない、という完璧主義がこのような先生を生み出したのだと思います。

英文法95点、長文55点より、英文法も長文も80点のほうが総合得点は高いです。

0から8割と、8割から9割5分と、9割5分から10割に持っていくまでに必要な労力はあまり変わりません。

先生たちは1つの科目を教えることだけに注力すればいいですが、受験生は違います。完璧でヌケモレのない状態など永遠に存在しないですし、問題にあまり出てこないところは自然に忘れてしまいます。

難しい文法を教えられても、それが試験に生きることはほとんどないので結局曖昧になったり忘れたりしてしまうわけですね。

僕の考えとして、やる参考書は極限まで絞って何十週も完璧になるまでやるべきだと思います。

が、やる参考書は辞書みたいに分厚いものでなくていいんですよ。8割、9割をカバーしてある普通の参考書でいい。で、その8割9割を完璧にする、という意識が死ぬほど重要。

冒頭で僕が3ヶ月で偏差値を15上げたと書きましたが、そのときは「大岩の一番始めの英文法」と「速読英単語」という2冊の参考書をとことんやりこみました。これ以外何もやっていないです。

通学時の電車内で2冊を読み込み、家に帰ったら速読英単語を徹底的に音読。

これで一日30分から1時間、英語を勉強しました。ほんとにこれだけ。なのに成果はパコーンと出ました。周りは僕よりも勉強しているように見えましたが、僕のような圧倒的な成果は出ていなかったです。

なにが両者を分けたかって、正しい知識なんですよね。英文法は完璧じゃなくていいという知識、音読は大事という知識、英語の成績をガツンと上げるためにはまず単語を一気に覚えることが大事という知識。

受験は知識ゲーですし、人生も知識ゲー。才能なんか関係なくて、正しい情報を持っているかどうかで勝敗が決まります。

仮に僕が、まず英文法を完璧にしなくちゃいけない!、みたいに考えて分厚い辞典のような英文法書を最初から最後までとことんやろうとしたら、時間がいくらあっても足りません。

文法の学者になりたいなら文法をいくらでも勉強していればいいと思いますが、おそらくこの記事を読んでいる人で文法学者になりたいと考えている人は少ないはず。

 

というわけで、まず8割でいいんだよ、という話でした。以上です!

 

 

 

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