僕の人生を語ります。
こんにちは、TOEIC900点超え純ジャパ早大生のスケです。
この記事では、高1の最初の模試の英語で悲惨な点数を取った僕が、大学受験では英語を勝負科目にし、今ではTOEICで925点をとるまでに至った過程を書いていきます。
小学校時代
普通に地元の公立小学校に通っていました。
小学校3年から、毎週一回英語の授業があったんですが、特に何も覚えてないですねw
英語を勉強すると言うよりは、英語という概念にふれることの方がメインでしたね。
今考えてみると、このときに発音の正しいやり方だけでも学校で教えてもらったら英語力が異次元レベルで変わったのになーって。
中学校時代
中学受験に失敗し、普通に地元の公立中学校に進学しました。
やっと本格的な英語の授業がスタート。特に可もなく不可もなくという感じで、授業で教えてもらったことはちゃんと吸収するんですが、それ以上は何もしないっていう向上心のない人間でした。
それでも、学校の英語のテストはまあまあできました。
英語の成績は3年間オール5
ここまで書くと、なんだ俺って英語もともと出来てるんじゃんかって言われそうなのでちょっと言わせてください、
ぶっちゃけ、学校の英語のテストって、英語力を測るものじゃないんですよ。授業の内容がちゃんと頭に入っているか、を試すのが学校のテスト。
もっと言うと、ちゃんと先生の話を聞き、ノートを丁寧に取ったかを確認するのが学校のテスト。
僕の中学だけかも知れませんが、テストで出る文章は全部教科書でやったものでしたし、単語も文法も、全部全部授業でやったことです。
だから授業さえちゃんと出てれば、誰でも高い点数を取れるんですよw
僕は中学校のときは、そこそこしっかりと授業を聞いていたので(高校に入ってからは授業も聞かなくなりましたが)、学校のテストは楽勝でした。大体いつも90点ぐらい。
ですが、僕の英語力は決して高くはなかったんですね。
その証拠に、市が作ったテストを受けたときには、大体いつも70点とか、そのぐらい。70点って決して英語ができるとは言えない。
いわゆる意識の低いやつで、いかに勉強せずに学校のテストで高い点数を取れるかに注力してました。
で、俺全然勉強してないよマウンティングをやりまくっていた死ぬ程退屈な人間でしたねー。まあ実際に勉強はあまりしてませんでしたが、今思うと本当にもったいなかったです。
時間が無限にあった中学時代に英語をもっとガチで勉強しておけばよかったなぁーって。
中3になり高校受験を意識するようになりましたが、推薦入試でちゃらんぽらんと志望校に合格します。
高校時代
激動の時代でした。けれども、今の僕から見ると全然甘かったです。
けっこう頑張りましたが、もっともっと濃く過ごせました。超後悔してます。
高1
前述したように、僕は中学では英語がそこそこできました。
どうせ高校の英語もその延長線上なんだろうなーと、たかをくくっていたころに転機が訪れます。
初めての模試でぼろぼろになる
忘れもしません。7月のことです。
僕の通っていた高校は、いわゆる自称進学校でして、自称進学校といえば、進研模試。
進研模試は模試の中では1番簡単なんですが、
その進研模試に、僕はコテンパンにやられてしまいました。
数学と国語はまあそれなりだったんですが、英語がドン引きするぐらい悪い。
100点中40点ぐらいで、偏差値が50ぴったりぐらい。
というわけで、なまじ中学の英語はそこそこできていただけあって、その分ショックが尋常じゃありませんでした。
手持ちのポケモンが全員戦闘不能になると、「主人公の目の前が真っ暗になった」となりますが、まさにこんな感じ。
一念発起して、英語を一番の得意科目にしてやろうと決意
くっっっっそぉぉぉおおおーーーーーーーーーー!!!!!
って叫びたかった。壁をぶん殴りたかった。
いくらできないといっても、ここまで手も足も出ないことは初めて。
よし、この悔しさをバネにしよう。僕は決意しました。
英語を自分の一番得意な科目にしてやる、という目標が僕にできました。
音読との出逢い
家に帰ってから、すぐさまインターネットにアクセスし、英語がどうやったらできるようになるのか、これでもかと徹底的に調べました。
3時間はリサーチしたし、10サイト以上は見回った。
いろいろ調べていく中でわかったのは、英語の勉強って面倒くさい!ということでした。
英文法、英単語、リーディング、ライティング、リスニング、などなど。
まだ英語初心者の僕には情報量が多すぎたし、こんなに勉強しなきゃいけないのか、と面食らって急激に下がっていくモチベーション。
絶望のどん底に沈む僕は、リサーチの末にある一つのサイトと出逢います。
あれ、なんか他のところとは違う。
そのサイトでは、脳科学を応用して、どうやったら一番効率的に成績が上がるのか、が理論的に解説されていました。
これはすごいっ!!!
僕は、記事を片っ端から読みたおし、それをまとめて英語の勉強法を作り上げました。
なんでもそうですが、成果の出る方法は非常にシンプルです。
僕が学んだ勉強法も、突き詰めればものすごい簡単な要素に集約されます。
要は、英単語を覚えるには文脈でストーリー記憶にしてしまうのが一番効率いい方法であり、音読が英語の全能力をまとめて上げることのできる最強の勉強法なんですよ。
すごい武器を手にしてしまったぞ、と思いました。武者震えが止まりませんし、英語に対するモチベが異様なくらい高まっています。
勉強法の勉強は終わった。さて、実践に移ろう。
と、僕の下剋上が始まりました。
3ヶ月で偏差値15上がった
そこからは、音読、音読、音読の毎日。
高校ではサッカー部に入っていまして、そこの練習がとにかくキツかった。週6の練習で、毎回毎回部活の後はボロ雑巾みたいになりますw
帰る時間も遅くて、家についたら10時、翌日は6時に起きないといけないから、遅くとも11時頃には寝ないといけない。勉強はできても30分程度。
でも、音読だけはやろう、と。それ以外のすべての勉強はしなくていいけど、音読だけは毎日の習慣にしよう。
毎日、電車でその日に音読する文章を徹底的に理解して、家に帰ってからは30分の音読。
3ヶ月ぐらい繰り返しました。
このとき使っていた参考書が速読英単語という、僕の英語人生においてとてつもない影響を及ぼした1冊。
結果はすぐに付いてきました。2週間ぐらいすると、今までにやっていた章で出てきた英単語がなんとなくわかるように。
1ヶ月、2ヶ月と、どんどん英単語が覚えられるようになります。リスニングもリーディングもできるようになっていく。
3ヶ月がたち、気づいたら速読英単語に載っている英単語は知らぬ間にほとんど覚えていました。
しかも、暗記しようと意識せずに。
いつの間にか、膨大な量の英単語を覚えていたんです。
そして受けた11月の進研模試、英語の試験が始まると、すぐに今までと見える景色が違うことに気づきます。
読める、読めるぞぉ!!
と。
あ、これ速読英単語で覚えた単語だ!
みたいな現象が3分に1回ぐらい発生するというw
明らかな手応え
結果、偏差値65オーバーを叩き出すことができました。
このときの成功体験があまりに気持ちよかった。
おかげで、偏差値を伸ばすことの楽しさに目覚め、その後も英語をコツコツとやっていき、年明けに受けた模試ではついに偏差値70に!
高2
中だるみ
一応英語の勉強はかかさず、といっても電車の中での勉強と家に帰ってからの音読だけですが、続けていました。
が、いまいち成績が伸びない。
もちろん、偏差値70は到達したんですが、それ以降が見えない。
何をすればいいのかわからなくなっていた時期でもあります。
めちゃめちゃもったいない一年でした。色々な参考書を試していきましたが、これは、というものには出会えず、いたずらにこなした参考書が増えていくだけで、実力がついていきませんでしたね。
英文解釈の本をやろうとして、
英文解釈の技術80とポレポレをやったんですが、完全にムダでした。
浪人のときに出会った英文解釈の神参考書、ビジュアル英文解釈をやれば十分だったんですけどね。
今思えば、このときに海外ドラマとか多読にハマっておけば爆発的に英語力が伸びたのになぁーって。
高3
部活を引退して本気に
学園祭が終わり、部活も引退し、ついに受験勉強に本腰をいれることになりました。
今までは、1日に数時間も勉強時間が取れなかったので、よっしゃこれで成績がめちゃめちゃ伸ばせるぞ!と喜んでいたのを覚えています。
とにかく勉強しまくりました。
いかに一日の生活の中でムダな時間を省き、勉強に専念できるかをひたすらに追求してました。
このムダな時間を省くってのがけっこう楽しかったです。
人間、本気になればここまでできるんだなという感覚を得ることができましたね。
ひたすらに勉強したけど、果たして効率は良かったのだろうか?
勉強時間は圧倒的に増えました。長時間勉強することにも慣れ、1日8時間、10時間、12時間、と忍耐力もついていきます。が、はたしてこれが直接成果に結びついていたかと聞かれると、?となってしまいます。
今思えば、量を意識しすぎたために質が下がってしまっていたような。
今まであまり勉強してこなかった数学や理科の偏差値は、徐々に上がっていきました。
が、英語はずーーっと偏差値70付近をうろちょろしています。
これ以上どうやったら成績が上がるんだろう、と毎日悩んでましたね。勉強はしているんだけど、それが成果に結びつかない感じがツラかった。
浪人時代
東京の大学に行きたかったので、地方の旧帝大に後期で受かったんですが、浪人を決意します。
浪人をするのはすげえ嫌でしたが、背に腹は代えられません。
まあ色々やってみるか、と僕の受験生生活がもう一度始まりました。
初めてTOEICを受けた
試しにTOEICでも受けてみるかと、思い立ちます。
早速申し込みをして、TOEICを受ける。
過去問を2回分、各3週ぐらいだけして本番に望みました。
結果は750点。まあ初めて受けたにしては悪くないんじゃないかなと。と同時に、あれだけ受験勉強で英語をやったのに750点だけなのかともショックを受けました。まあ、英語の勉強法を間違えていただけなんですけどね…
英語耳に出会った
ある日、僕の英語人生を変えるバイブルに出会います。
英語耳
という本です。
ビビッときました。本当に求めていたのはこういうことだったんだと、そんな気がしましたね。
すぐに英語耳を実践します。
発音の練習をしまくると共に、人生で初めて洋書を読んでみることに。
読んだのは、英語耳でまずはじめに読んでみろとおすすめされていたholesという本。
めちゃめちゃ面白いぞなんだこれは?!と完全にholesにはまり、鼻息をふんふんと鳴らしながら、夜更かしをして一気にholesを読み切ってしまいました。
読後の浮遊感があまりにも気持ちよかったです。自分の英語力の壁の突破方法が見えた気がしました。
多読を始めた
そこから洋書を読みまくる日々がスタート。幸い、kindleを浪人生活のはじめの頃に買っていたので、kindleを使って多読をすることに。
ぶっちゃけkindleがなかったら、多読は挫折してましたね。
というサイトに当時登録していまして、今までに読んだ洋書の量がわかるんですよ。
多読の世界では、100万語読めればすごい、上級者だ、みたいな風潮がありますが、多読王国では100万語なんて比べ物にならないほどの量の本を読んでいる猛者たちがたくさんいました。
こいつらの読書量を上回ってやる、僕のモチベーションに火が付きます。
そっからは、再び高3の受験生だった頃のように、一日の中でいかにムダな時間を省いて洋書を読むことに集中できるか、工夫に工夫を重ねました。
おかげで、尋常じゃないペースで本を消化していきます。とにかく本を読むのが楽しかった。
今まで日本語の本しか読めないと思っていた自分の常識の崩壊し、これから先に見えるであろう広大な英語圏の世界への高揚でワクワクが止まらない。
海外ドラマを見るようになった
洋書を読むようになってから1ヶ月ほど立ったときに、おもむろに海外ドラマを見てみようと思い立ちます。
海外ドラマって難しそうなんですが、実はNetflixとかHuluだと英語字幕が見れます。それなら挫折する要素なんてないやん!ということがわかりました。
英語字幕は超チート機能です。
僕が初めて見た海外ドラマが、ビッグバン★セオリーという、理系研究者が主人公のコメディドラマ。
これが面白いのなんの。そっからは狂ったように毎日毎日ビッグバン★セオリーを見まくり、シーズン1、2、あっという間に、Netflixで放映されている最新のシーズン7まで追いつきました。
勉強しろよって感じなんですが、英語に関しては、洋書を読んで海外ドラマを見まくったことでかなりの実力がつきました。
慶應理工の入試があったんですが、英語の試験が90分のところを50分で終わってしまうという。
もちろん合格。
あまりに英語にはまりすぎて、おかげで理系科目の勉強をする気がなくなってしまいました笑。
まあ笑い事じゃないかも知れませんが、結果的にこうなって良かったなと思ってます。
このときの英語に没頭した経験をこうしてブログで発信しているわけです。
大学に入ってから
結局、上智、慶應、早稲田の理工学部に合格しまして、その中で一番行きたかった早稲田に進学することになりました。
大学に入ってからも、洋書を読むことと海外ドラマや洋画を見ることは継続しています。
今では英語の「勉強」なんてことはしばらくやっていませんが、基本は身についているので、英語に楽しみながら触れるだけで、英語力の維持・向上はできちゃうんですよ。
入学前にTOEICを受けた
3月に、英語のクラス分けテストとしてTOEICを受けさせられました。
このときは、特に対策もせずにいつもどおり海外ドラマを見ていたりしていたんですが、結果は855点でした。
あれ、けっこういいんじゃない?
と。嬉しかったです。
けれども、やっぱりTOEICなら900点いかないとなーって思い、新たな目標ができます。
目指せTOEIC900点。
といっても、TOEICの対策をガリガリしてなんとかギリギリ900点を超える、なんてことには興味はありませんでした。
あくまでもTOEICの点数はおまけ。洋書を読んだり、海外ドラマを見ている過程で自然に英語力が上がっていくのが理想。
冬に大学で受けさせられたTOEICで925点
浪人していたときと比べると英語に触れるペースはかなり落ちたものの、継続して英語を楽しんでいました。
そうして冬になり、新学期の英語クラス分けの参考として、全員がTOEICを受けさせられることに。
ちょうどいい機会だと思い、これまでの自分の過程が正しかったのか白黒はっきりつけてやろうじゃないかと奮い立ちました。
そうして受けたTOEIC、結果はなんと925点でした。
よっっっっしゃキタァーーーーと狂喜乱舞。
やっぱり好きこそものの上手なれだよなぁと。別にTOEICの対策をゴリゴリやらなくても、根本的な英語力をつけることでTOEICでも高得点をとることが証明できました。
このときの成功体験を今、こうしてブログで発信しているわけです。
今に至る
そして今に至ります。
最近は、見たい海外ドラマや洋画が増えすぎて困ってますw
英語力が上がると、理解できることが増えてさらに海外ドラマを見るのが楽しくなりますし、楽しくなるとさらに英語の力がつくという、超好循環のスパイラルに突入しています。
一応、TOEIC900という一つの大台を超えましたが、正直英語力としては全然です。
まだまだペラペラにしゃべる、なんて領域は遥か彼方ですし、難しい本とか学術的な文章は全然読めない。知れば知るほど知らないことが増えて、世界は広いなーと燃えています。
TOEFLとかIELTSも受けてみたいなと考えてますし、こちらのテストの方が英語力を図る指標としてはるかに信頼性がおけます。
僕も、正直お金を払ってまでTOEICを受けようなんて思いません笑。
たまたま大学でタダで受けられるのでついでにーって感じ。
このブログでは何を発信するのか
英語がクッソ苦手だった僕が3ヶ月で偏差値を15上げ、やがてTOEICで900点超えに至った物語はこんな感じです。
いかがでしたでしょうか。
このブログを開設したのも、はじめは自分が読んだ洋書を日記代わりに書き連ねるだけが目的でした。
が、こうして純ジャパなのにTOEIC900点、という実績ができたわけですし、日本の英語教育について物申したいこともたくさんあります。
英語学習に対する間違った知識が流布しているんですよ。
TOEICの点数上げる!!!ってTOEICの問題集や参考書を買い込む人がいますが、
そんなに気合い入れてがんばらなくてもいいのになーって思うんですけどね。
ぶっちゃけTOEICのための勉強とかつまらなすぎます。あんな文章読んでもちっとも面白くない。英語はもっと楽しく効率的に学べるのにって。
こんな感じで、色々英語に対して意見があり、それを発信したら昔の僕のような人の役に立てるんじゃねーの?というわけで、ブログで情報発信をしています。
僕も英語力はまだまだ全然なので、みなさんと一緒に成長していけたらと思います。
ってわけで以上です。
かなりの長文でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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