Wonderが超絶良書だったので紹介【最近読んだ本を語っていく】

こんにちは、現役理系早大生のスケです。

この前、wonderという本を読んで、めちゃめちゃ良い本だったので感想を書いていこうと思います。

ついでに、最近読んだ本を数冊さらっと紹介しよっかなと。いやぁ〜、なかなかブログの記事まるまる一本感想を書こうと思えるような本に出会うのは難しいですよね。

読む本すべての感想を書いていったら、日が暮れてしまうし、肝心の多読の時間が奪われてしまう。

この前ブログに書いた、ダレン・シャンシリーズは、わざわざブログに書こうと思えるほどの面白さだったのですが、このwonderはそれ以来の衝撃を受けたと言っても過言ではないです。

ついでに、面白かったけど、わざわざ1記事ぶん感想を書くほどの本ではないなという本も紹介していこうと思います。

wonder

YL(読みやすさレベル):4〜5
面白さ(5段階評価):★★★★★
語数:73053

augustという、遺伝の関係で、顔のパーツが正しい位置に配置されていなかったり、存在しなかったりする、augustという名前の少年の話です。作中では、顔がやけどになったの、と周りから質問されていることから、大体のイメージが掴めるかなと思います。

それで、このaugustは今まで学校に通っておらず、家庭で教育を受けていたんですけど、ミドルスクールが始まるfifth grade(多分小学5年生)から、学校に行くことになって、色々なトラブルにぶつかりながらも、最終的に逆境を乗り越えて、ミドルスクールの1年間を終えるところまでが描かれています。

この物語は最初は、augustの目線から語られるのですが、章が変わるごとに語り手がチェンジしていくことで、物語を多面的に捉えることができ、ストーリーに深みが出ます。

朝井リョウさんの小説みたいな感じですね。

この本の感想でもけっこう多かったのが、第二章でaugustの姉が語り手になってから、一気に引き込まれる、というので、実際僕もそうでした。

後は、augustが問題を抱えながらも、ユーモアを持って、前向きに人生を歩んでいく様子、そしてそれを全力で支える家族の愛情が描かれているところも素敵です。

ただのお涙頂戴的なお花じゃなくて、笑って泣けて、最後には綺麗に終わるっていう、とにかく面白い小説でした!!!

walk two moons

YL(読みやすさレベル):5〜6
面白さ(5段階評価):★★★★
語数:50279

ニューベリー賞に選ばれたこともある作品。子供の課題図書にも選ばれている本だそうです。

難易度としては、単語が難しかった!! ストーリーのメインは割りと容易に読めるんだけど、風景描写とかさり気ないところで使われている言葉が全然わからなかったです。

主人公が、祖父母といっしょに車に何日も乗って、別居しているお母さんに会いに行く道中で、主人公が祖父母に学校での出来事や友達のことなどを話していく中で、徐々に彼女(主人公、名前は忘れた)の秘密が明らかになっていく、っていうストーリーです。

近所に住む友達の話から始まって、そこから、その友達のお母さんの気が触れて家出をしたり、主人公のお父さんが再婚して、主人公はその相手のことが気に食わないだとか、ま~いろいろな話が出てくるんですわ。

後は、聞き手の祖父母が、彼らの少年、少女時代を振り返って、彼らのなりそめや、お気に入りのベッドの話を主人公に語ります。

一見、それが本筋に関係ないように見えて、実はリンクしているんですね。

それで、ちょいちょい謎めいた伏線がはられていって、後半にかけて、物語の展開が収束するに従って、謎が全て明らかになります。

最後には、ちょっと涙が出てきそうになりますが、まあなるほどねって感じ。

the notebook

YL(読みやすさレベル):5〜6
面白さ(5段階評価):★★★
語数:49122

ニコラススパークの作品は、walk to rememberに続いて2つ目なんですが、彼の作品はほんっっっっっとうにベタベタのベトベトンってぐらい、ひねりがないというわけではないけど、王道を突き進むよね。

これも例に漏れず、今回の設定は、10数年前に出会い、ひと夏の情熱的な関係を築いた2人が、お互いのことをずっと忘れられず、彼女が婚約者と結婚する直前になって、二人が再会して…ってお話です。

僕の場合、ニコラススパークはストーリーを楽しむというよりは、彼の紡ぐ言葉の美しさを堪能するっていう目的で読みます。

こういうsweetでromanticなセリフがあるのか!!って感じで。

there’s a boy in the girl’s bathroom

YL(読みやすさレベル):3〜4
面白さ(5段階評価):★★★★
語数:36150

英語多読界隈では、名高い、ルイスサッチャーの作品。holesの人ですね。

この本は、小説というよりは、演劇の脚本の形式を取っているので、 地の文があまりないです。舞台背景のような描写がカッコ付きであるだけです。

ですが、それが味気ないかというと、案外そんなことはなくて、キャラクターのセリフがガンガン飛び交うので、逆にイメージしやすいです。学校での出来事なんで、あまり想像力がいらないっていうのもある。

ある学校に転校してきた男の子と、学校一の悪ガキ、そして、学校に勤務しているカウンセラーの3人が関わりながら、この悪ガキが次第に更生していくってお話。

で、この本のタイトルから分かるように、読者を笑わせてやろうって気がマンマンで、悪ガキが実は家で動物の人形たちとひとりでおままごとをしてるとか、金を溝に捨てているようなものだとPTAから迫害されているカウンセラーの先生とか、同情したくなるような、でも面白いネタが満載です。

文章自体も、会話がメインなので、スゴイ読みやすかったし、最後に涙がうるうるしてしまいそうなぐらい、感動しました。オススメです!!

how to be popular

YL(読みやすさレベル):5,5〜6,5
面白さ(5段階評価):★★★★
語数:57228

meg cabotの作品はプリンセスダイアリーを始めとして、いくつか読んできたんですが、やっぱり面白いです。

ニコラススパークといっしょで、この人の本のストーリーは、大枠はいつも同じなんですけど、人物の描写がユーモラスというか、主人公の語りがすごい笑わせてくれるんですよね。
大文字使って強調するところとか、ものすごい細かい他人の性癖みたいな、そういうところが好きですね。

meg cabotの作品は、少女が主人公で、学校一の人気者の男の子に恋をしてしまうのですが、蓋を開けてみると、その男の子は、見た目だけの木偶の坊ということに少女が気づいて、失望します。

その後、実は最初から主人公のそばにいた男の子が彼女のことを前々から好きだったということが判明して、彼女も自分の本当の自分の気持ちに気づいて、結ばれてハッピーエンドっていう、灯台下暗し的なお話が多いです。(俺が今までに読んできたのはそう

この本のストーリーは、学校一の嫌われ者?の少女が、how to be popularといういかにもな本を手に入れて、実際に、本の内容を実践しながら、学校一の人気者になろうとするっていうもので、要はドラマの”野ブタをプロデュース”みたいな感じです!本の最初は、固有名詞だらけで、全然わからん!!!って感じだったのですけど、主人公が手に入れた本の内容を実践していくあたりから、内容が頭に入ってきて、読むのが楽になりましたね。

最初がキツイですが、そこを乗り越えれば、ものすごく面白いです!!

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