こんにちは、TOEFL iBT 93点の理系早大生、スケです。
今回は、僕の人生を変えた一冊の参考書、「速読英単語 必修編」について、その使い方と効果について書いていきます。
僕は浪人していた頃に多読に目覚め、洋書をひたすら楽しみながら読んでいたらいつの間にか大学入試も突破していたという経験があります。
で、洋書を楽しんで読めるなんて元々英語できるんでしょ?と思われるかもしれません。
が、僕はむしろその真逆でして、高校一年生の頃は、英語が一番できなかったです。模試の結果を引っ張るのはいつも英語で、目の上のたんこぶ的な存在でした。
中学生の頃は、特に全国模試なども受けず、学校内の定期テストだけだったので楽勝だったんですが、いや、世界は広かったですねw
高校に進学してから、いきなり英語ができなくなりました。
中学から高校に上がったときに一番驚くことといえば、やっぱり「単語の多さ」。これに尽きる。
いきなりビッグバンのように爆発的に増えた単語量にやられてしまったことがある高校生は僕だけではないはず。
今でも覚えています。高校一年の初めて受けた模試で、僕は英語がこれでもかというくらいできなかった。
英文を読んでも、知らない単語が多すぎて推理ゲームみたいになっていましたし、推測に推測を重ねて、結果、全く見当外れの答えを連発していました。
それがあまりに悔しくて悔しくてしょうがなくて、英語ができるようになりたい!、というモチベーションが湧き上がったんですね。
で、そのときに出会ったのが「速読英単語 必修編」です。
これがまじ神でした。CDをセットで買って、学校の課題も全くやらずに、ひたすら速単を音読していたんですけど、3ヶ月ぐらいで偏差値が15伸びました。
当時は部活で勉強時間も多くは取れなかったので、せいぜい多くても一日1時間ぐらいです。英語に割けたのは。
ただ、たったそれだけの勉強でも、成績が恐ろしいほどグーンと上がったのが、この「速読英単語」の威力なんですねw。超半端ないっすよ。
当時の話はこの記事で詳しく書いているので、興味がある方はどうぞ。
速読英単語を音読で30周以上し、3ヶ月で2000語を覚えて英語の偏差値を15上げた話
で、ですよ。本題に入ります。まず前提として、なぜ速読英単語を使うのか、そして、速単をどうやって使うのか、徹底的に解説していきます!
速読英単語とはどういう参考書なのか
わざわざこのページを見る人に対して、速読英単語はこういう参考書ですよ、と解説するのも意味ない気がしますが、一応ざっくり説明すると、
こういう、英語長文と日本語訳がセットになったのが70題、プラス、単語の解説ページが各文章の後ろについてきます。
以上
なぜ速読英単語 必修編を使うのか
英語って色々な分野があるじゃないですか。文法とか、単語とか、長文読解とか、リスニング、ライティング、などなど。
英語の能力を上げていくためには、これらの能力すべてを上げていかないといけません。
じゃあ、文法は「一億人の英文法」を使って、単語帳は「ターゲット」を使い、長文読解は「やっておきたい英語長文」、リスニングはなんか適当なリスニング教材、ライティングは〜〜〜みたいな感じで英語を勉強するとしたらどうですか?
もうこの時点で心折れますよねw
僕も絶対やりたくないですもんwww聞くだけでめまいがします
英語ができるようには、各分野をまんべんなく伸ばす必要がある、これこそが、英語学習者、特に初学者にとっての超大きな壁となるわけですね。
ところが、です。この速読英単語を使うと何が起こるのか。
まず、文法自体は、適当な薄めの基本の文法書を2−3周読みましょう。別に暗記するとかそういった意識はいらなくて、とりあえず「ふむふむ、こんなものもあるのか」ぐらいの意識でオッケーです。
で、そこから速単を使うとどうなるか。刮目せよ!
まず、英語の文章を読みます。最初はわけわからんと思います。ですが、とりあえず読みましょう。理解できなくてもオッケーです。
次に、日本語訳を丁寧に読み、知らない単語の意味を把握し、英文の意味を理解します。
ここで生きてくるのが、基礎的な文法事項。基本の文法書を読んだことで、なんとなく、これは分詞構文だなとか、仮定法だな、現在完了だな、といったことの当たりがつけられるはずです。
適宜文法書を引いて、まず英文を理解します。
ここで、速読英単語を使うことで文法の勉強ができました。そして、英語の文章を読んでいるので、リーディングのスキルも身につきます。
次に、音読します。とにかく音読。文章を読みまくります。CDの音源に付き従って音読することで、発音も上達しますし、なによりリスニングもできるようになります。
さらに、音読をすることで、文章が体に染み付いてくるんですね。こうなるともう最強。
ライティングって、基本的に、自分の中にある「英文ストック」をうまく組み合わせていくんですよ。つまり、このストックが多い人がライティングができるということになるわけ。
で、音読を何度も何度も反復することであら不思議、いつの間にか文章の一節が口をつついてでてくるようになります。
このストックを使えば、ライティングもいつの間にかできるようになってます。
おっと、おかしいですね。
速読英単語だけで、文法、単語、リーディング、リスニング、ライティング、これらすべてをカバーできてしまいました!
とこんな感じで、とにかく「楽」なんですよね。速読英単語は。
これ一つで偏差値65、英検準二級ぐらいはとれる力がつきます。こんなコスパのいい&効率のいい参考書って、速単以外にあります?
速読英単語 必修編を使って、3ヶ月で偏差値を15上げる方法
僕が実際にやっていた方法です。つまり、効果が出るお墨付き。
僕はとにかく面倒くさがりだったので、
できるだけ短い時間で
できるだけ楽に
楽しく
効率的に
かつ簡単に
英語の成績を上げたいと思ってました。
効率的にかつ、楽しく成績を上げるために、脳科学とか心理学も勉強しました。
これから紹介するのは、超シンプルですが、そういう諸々の知識をベースに組み込んだ「ウルトラ効率の良い勉強法」となってます。
では具体的なやり方をば。
1セットあたり、30分と考えてください。速単をすすめる際には、
英文を読んで理解する(精読)
英文を音読する
この2つがあるんですが、どちらもだいたい1セットあたり30分くらいかかるかなと。
一日に2セット行います。僕はリーディングと音読を1セットずつやってました。
リーディングに関しては超シンプルです。
英文を読む(わからなくても気にしない)
↓
日本語訳を読み、英文と照らし合わせる
↓
知らなかった単語の日本語訳とか、和訳できなかった部分を理解する(ここが一番たいへん)
↓
もう一回英文を読んで見る。日本語訳を隠しても理解できるように読み込む
僕はこれを一つの文章あたり30分でやっていましたが、これより短くなっても、長くなってもOKです。
次に音読。
1セットあたり、一つの文章は最低5回は読みます。で、文章が全部で70個あるんですけど、そのうち5個を各5回ずつよみます。計25回ですね。
例えば、
- 月曜日は1~5番の文章を5回ずつ
- 火曜日は2~6番の文章を5回ずつ
- 水曜日は3~7番の文章を5回ずつ
- 木曜日は4~8番の文章を5回ずつ
- 金曜日は5~9番の文章を5回ずつ
こういう感じで進んでいきます。で、定期的に復習しないと忘れてしまうので(ここ超重要)、復習するタイミングというのを仕組み化します。
こういうふうにやります。
- 31〜35番の文章を音読するときに、21番の文章と11番の文章も音読する
- 70番の文章まで到達したら、また1番から2周目に突入する
全部で70題あるので、うまく行けば、2ヶ月ちょっとで一周目が終わります。
で、この一周目ですでに、各文章題を計30~50回ぐらい音読してますし、復習のタイミングも10日おきぐらいで数回やっているので、覚えようとしなくても、いつの間にか覚えている、こういう状態を作り出すことができます。
二周目以降は、一周目の貯金があるので、はるかに楽に進めるはずです。
後はこれを、もう身についたな、と思えるまでひたすらに繰り返す。これだけです。
速単が最強の単語帳な理由
圧倒的に楽で楽しい、これに尽きますね。
参考書を何冊もやるのってしんどいですよね。これさえやっておけばなんとかなる、そんな参考書があったらいいですよね。
速読英単語は、そんなワガママな人に最適の参考書です。
巷には色々な参考書があります。
ターゲットとか、システム英単語とかユメタン。
ただ、これらの単語帳は、決して「単語帳」の域をでるものではないんですよね。ターゲットを一冊仕上げたからといって、もちろん成績は上がりますが、リスニングやら文法やらも同時にできるわけではない。
後は音読が超楽しいです。
英語は机で勉強するな、とよく言われますが、これって本当にその通りなんですね。
僕が速読英単語を使っていたときも、音読をしていた30分はずっと部屋の中をぐるぐる回ってましたからねw
スポーツみたいで楽しいですよw
速単は、僕のような
面倒くさがりだけど、結果は出したい
みたいな、ナマイキな方におすすめですw
CDがちょいと高いしアマゾンのレビューもあまり良くないんですけど、音源はないと死ぬので、絶対に買ってください。
というわけで以上!
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