今回は、ヤングアダルト向けの小説、’Gone’シリーズを紹介したいと思います。
一応、Goneから始まった、Hunger, Lies,Plague, Fear, Lightのシリーズは読み終わったので、1つずつ解説をつけようと思ったんですけど、さすがに面倒くさいのでパス。
ざっくりシリーズ全体の紹介をしようかなぁと。
このGoneシリーズの趣旨は、15歳以上の人間が街から消えて、子どもたちだけが取り残されたらどうなるのか?
これだけだったら、話は簡単なわけですが、そうは問屋がおろさず、子どもたちが超能力を使えるようになったり(サイコキネシス、炎のビーム、テレポート、重力操作etc.という中2設定)、街中の生物が突然変異したり(ものすごいグロくなります。)、街の中心に原子力発電所があったり、鉱山に謎の生命体が出現したりします!!
いや、色々起こりすぎて意味分からない?
そう思っていた時期が僕にもありました…
このイベント盛りだくさんのカタログ状態を上手く1つの物語にまとめ上げたのは、さすがベストセラー作家、michal grant(スペルは多分合ってる)というところでしょう。
本当に色々なことが起きます。主人公がセーブポイント無しで、強敵と3連チャンバトルとかリアルにあります。
確か、2巻では主人公の仲間の一人が、畑に足を踏み入れた瞬間に突然変異したミミズに身体を内部から食い尽くされるっていう、日本語で読んでいたらトラウマ必至のイベントも。
超能力が使えるグループ、使えないグループに分裂したり、貨幣が発行されたり、主人公がやれやれ系主人公にグレードアップ(グレードダウン?)したりします。
正直、展開おせーよ!!!とツッコミを入れたり箇所はいくつもあって、イライラしながら読んでいたこともありました。
囚人のジレンマに陥って、お互いの不幸を最大化するような選択をしてしまった彼らを見ていると、本当に人間というのはどうしようもない生き物だなと思います。
痛感するとはこのことを言うんだなとわかります。
そういう意味では、非常に勉強になりましたし、未来での子育てにおいての良い道標にもなりえる本だったのかも(???)
シリーズに渡っての難易度は、YL5.5~6.5ぐらいで、ちょっとボキャブラリーが不通の児童向けの洋書より難しい気がしました。単語レベルがちょっと高いだけで、文自体は簡単に読めますね。
語数はかなり多めで、1冊あたり12万±2万語ぐらいです。
まあ、長いし展開が遅いので挫折しがちなのかなぁと思います。
ならなんで紹介したんだよって突っ込まれそうですが、許してちょ(≧▽≦)
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