洋書多読で(多分)2000万語突破したので、所感を語る

こんにちは、スケです。

多分、多読を始めてから2000万語を突破したので所感を語ろうかなと。

「多分」と書いているのは、最近はこまめに語数を記録するのもめんどくさくなったということと、大体の洋書ならそんなに苦労することなく読めることになったので、まあなんといいますか、”強敵を倒した”感がなくなったというのがあります。

僕が多読を始めたのは、浪人の秋ごろですから、ちょうど今から2年ぐらい前になります。

当初はまだ洋書を読んだことすらなく、そもそもの英語力も、自由気ままに洋書を楽しんで読める、というには程遠いレベルでした。

一冊を読むことがそもそも、自分の中での偉業だったので、そりゃあ嬉しくなって、色々記録を取ったりもしました。

読んだ本を登録して、よっしゃこの本読んで100万語突破だ!とか、このシリーズ制覇すれば150万語いけるなとか、とにかく語数を積み上げたい、そういう気概に溢れてました。

ちょうど大学受験で英語が必要ということもあったので、そりゃあもう破竹の勢いで洋書をバンバン読んでいった結果、多読を始めてから約半年で、1000万語を突破しました。

多読開始から3ヶ月後ぐらいに、オーディオブックというものの存在を知りまして、これがでかかったですね。歩いているときも、電車に乗っているときも、飯を食っているときも、耳から本が聴ける。

このスーパーブーストによって、あれよあれよと言う間に、1000万語を突破したわけなのでした。

そのときのことは下記記事で語っています。

【1000万語達成】英語の多読の効果と楽しさについて【TOEIC900点超えの純ジャパ早大生はかく語りき】

というわけで今回は、おそらく、きっと、maybe, perhaps, 累計2000万語を突破したので、色々感想をちょっと書きます。

多読のみで2000万語到達したかは微妙ですが、洋画や海外ドラマを見たり、ネット上で英語の記事を読んだり、海外のyoutuberの動画を見たり、後、仕事中に英語のドキュメントを読んだり(僕はエンジニアをやっていて、英語圏の文書とかを読むことが多いです)、などなどを入れると絶対2000万語は余裕で突破します。

今までに読んだ本だけを入れても、1500万語は突破しているので、まあ多めに見てほしいなと。

ではいきます!

2000万語突破して思ったこと

もはや英語にふれるのが日常なので、一周回ってなんとも思わない

これ。

多読を始めたあの頃の、未知の領域に乗り出している感はもう消えて、特に英語を読むことに対して、緊張するとか、大丈夫かなぁ?みたいな不安を抱えることは一切なくなりました。

高校生の頃は、長文問題を見るたびに、うっげええええと面食らっていましたが、今ならもうデコピンでぶっとばせます。

大学受験だと、いわゆる超長文っていわれるのでだいたい1000~1200語の文章なんですけど、それって洋書4,5ページぐらいなので、全然大したこと無いなって思うようになりました。

なんといいますか、今までの「非日常」が「日常」に変わったって感じですね。

母国語の処理スピードエグいなって思う

英語で情報を処理していけばいくほど、日本語に触れているときとは処理速度が圧倒的に違うな、と感じることが多くなりました。

感覚的な話になりますが、僕たちが日本語の文章を読んでいるときって、「読ま」ないですよね。「見る」じゃないですか。

でも、僕はまだ英語を「読ん」でるんですよね。

処理速度にして、まだまだ差があるなと、痛感します。だいたい、5~10倍ぐらい、違いがあるような気がしますね!

たまに、日本語で読んでいるのか英語で読んでいるのかわからなくなる

英語と日本語の処理速度が違う一方、理解度に関しては日本語でも英語でも、そこまで変わらないんじゃないかなってところまできました。

その結果発生するようになったのが、「あれ、俺が今しゃべってる元ネタって、日本語だったっけ、英語だったっけ?」現象です。

似たような現象としては、「英語の夢を見る」これが一番近いのかなと。

ちなみに僕は、今までの人生で一回だけ、英語の夢を見たことがあります。何を喋っているかはわからないんですけど、英語を喋っているってことだけは理解できたんですよね笑

今までに読んだ洋書は?

多読を始めるときと今ではどう変わったか

これ結構気になる人いるんじゃないかなと。要は、多読をすることで、一体どのレベルの洋書まで読めるようになったんですかい、ということですね。

結論から言うと、もちろん、洋書自体のレベルは超上がりました。それに加え、洋書のジャンル、バリエーションに関しても、多岐にわたりまくるようになりました。

多読を始めた頃は、児童文学の中でも簡単なシリーズ物とかを重点的に読んでました。

当時の僕にとっては、それでもかなり歯ごたえがあるものばかりでしたし、そもそものリーディング速度がかなり遅かったというのもあります。

多読初期

多読初期には、例えば、Famous Fiveとか、Alex Riderとか、ダレン・シャンシリーズ、ルイス・サッカーとか、そこらへんを攻めてましたね。

【英語学習】多読で100万語読んでみた感想と成長度合いを振り返る

特にダレン・シャンシリーズは、全12巻、語数にして100万語とかだった気がするんですけど、なんとか制覇しました。ダレン・シャンを読み終えて、300万語ぐらいに到達していた気がします。

【ダレンシャン第12巻】Sons of Destinyを読んだ!【感想】

多読中期

ダレン・シャンシリーズを読み終えたあたりですね。語数にして、300~700万語ぐらいでしょうか。

多読を初めて1,2ヶ月経った頃ですが、だいぶ多読にもなれてきて、ちょっと読む本のレベルをあげようとした時期でした。

この頃に読んだのは、The Land of Storiesシリーズ、クリフトン年代記シリーズあたりでしょうか。後は、一般向けの、そこまで難しくない恋愛小説とかを読みましたね。

よくある恋愛小説を、英語圏ではChick litと言うんですが、そういう系も手当り次第読んでましたね。やっぱり、恋愛小説って面白いんですよねー!

日本で言うところの有川浩さんっぽい小説を5~10冊ぐらいは読んだ気がします。Meg Cabotとか

【ジェフリー・アーチャー】Only Time Will Tell 、クリフトン年代記が面白すぎるので紹介【多読】

【シリーズ全巻紹介】the land of storiesがめちゃ面白くて語数も稼げるから紹介

【TOEIC900点超えの早大生が教える】英語多読のベストプラクティス【洋書を読む】

このとき読んでいた本も、ほぼ小説オンリーでしたね。

スティーブン・キングの小説に挑戦して、あえなく撃沈されたのもこの頃だった気がします。

1000万語突破したあたり

ちょうど大学入試、二次試験の前後1ヶ月って感じでしょうか。

オーディオブックというものを使い始めました。あまりにそれが強力で、多読が猛烈に捗ったのを覚えています。

ハリー・ポッターシリーズをオーディオブックで全巻制覇したのもいい思い出です。

この頃ようやく、小説以外のジャンルに手を出し始めます。

例えばデール・カーネギーの「人を動かす」とかですね

今現在

そしていま現在に至るというわけですね。

2000万語突破した現在は、小説を読むというよりはむしろ、実用書とかエッセイ集を読んでますね。

最近読んでいる本/読んだ本だと、

リチャード・ドーキンスの利己的な遺伝子

三体という超面白いSF小説

エンジェル投資の本

などなどです。

【随時更新】2019年に読んだ洋書でトップクラスに面白かったものを上げてく【多読おすすめ本】

肝心の英語力の伸びは

リーディングは自信あります

リーディングはだいぶ力がついたのではないでしょうか。まあ、流石に2000万語も読めば、いやでも英語はスラスラ読めるようになりますよね笑

ネット上に乗っかっているレベルの文章なら、読めないものはほぼなくなります。

高度な専門書とか、後は難しい小説ですね、ここらへん以外はほぼ読めると思います。

小説の難易度って、ほんとにどこまでいっても終わりがなくてですね、最近読んだ「三体」というSF小説は、日本語で読んでも割と難しいなと感じましたが、英語で読んでも、体感的にはあまり変わらなかったです。

なんですけど、例えば、「指輪物語」とかを読もうとすると苦労するのではないかなーと。後は、日本で言う「三国志」とか「ドグラ・マグラ」みたいな小説ですね。ここらへんは、まだまだ全然読める気しない。

理由としては、ボキャブラリーの不足、これに尽きます。逆に言うと、あと2000 ~ 3000語ぐらい覚えたら、また読める本のレベルがぐっと上がるのかなと。

2000万語読んで思いましたが、後はボキャブラリーさえ伸ばしていけば、読めるようになる本も比例して増えていくなーと。

まだレベル的に読めない本はどんな感じになってくる?

前述の通り、

哲学書とか、小説の中でも特に難しいやつ、自分の守備範囲じゃないところの専門書

ここらへんが出てくると、まだ読める気はしないですね。というか、日本語で読んでもちょっと。。。っていうね。

多読は楽しいけど、それだけじゃ英語の上達速度は遅いかなと感じる

多読は本当に、ものすごい楽しいですし、大学受験とかTOEICのために英語をいやいや勉強している人には、ぜひとも一度体験してもらいたい。

僕は多読のおかげで英語力が爆上がりし、大学入試でも、英語を勝負科目にできました。

TOEICでも、TOEFLでも、かなりの高得点を取ることができました。

が、このまま多読をしているだけでは、英語力の伸びも、漸増していくだけだなーと感じます。

もっと脳に負担かけて、ゴリゴリとボキャブラリーを増やして、ライティングをして、スピーキングをして、というようにやっていくことで、また一段と高い英語力が得られるのかなぁと。

最近洋画を見まくっていて、まぁーかっこいいシーンが多いんですわ、有名なセリフとか、イケてるpickup lineとかも、もう山程学べる。

学べるんですが、それを自分の血肉に落とし込むためには、ひたすらに台詞のストックを増やして、実際に喋って、発音をきれいにして、反復して、みたいなプロセスが必要になってきます。つまり、ある程度の泥臭さは求められるということです。

多読のおかげで、今までに触れた英語量は死ぬほど増えました。僕に必要なのは、今までに接してきた膨大な情報量のうちの一部を使って英語を話す・書きまくる、というのが結論です。

 

というわけで、2000万語突破記念ということで、色々感慨にふけってみました。

おそらく、〇〇万語突破、みたいな記事を書くのはこれが最後になる気がします。もはや語数をカウントしてないですし

以上!

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